アメリカの核は悪い核
かつて、日本の国内で有力な地位を占めていた思想では、アメリカの保有する核は帝国主義の拡大が目的の侵略のための核兵器だから、保有はけしからんという考え方だった。ところが、不思議な事に中国やソ連の核には興味を示さず、自衛のための核だという。
被爆国として、全ての国家の核保有も認めない。アメリカもけしからん、ソ連もけしからんとなるなら筋道が通る。
しかし、そうでないのはダブルスタンダードでないかとの批判があった。
北朝鮮の核は悪い核
今のご時世からすると、もちろん細々と上記の思想はのこり、北の核も自衛のためだなどという平和主義者がいることはいるが、北の核は悪い核だ。一方、アメリカの核は、日本を核の傘にいれてくれている良い核という事になろう。
これはダブルスタンダードでないかともおもえる。
だからこそ、民主党の述べる中露も核実験は行っているとの批判は、それなりに妥当なものともいえよう。
ただ、最初の例と次の例で違う点は、日本がおかれた状況だろう。
前者は東西冷戦のなかで、世界的な均衡がとれているため、日本としては余裕があった。
しかし、軍拡を続ける中国や最近言論弾圧を始めたロシアなどが脅威でないとは言えないものの、現実的脅威は北の方が極めて高いわけで、中国やロシアの核開発とは日本における危険度の差が異なる。
したがって、日本における現実的脅威という一つの基準からすれば、中露は周辺事態と言える状況に無いものの、北は周辺事態とする区別も可能ではないか。
しかも、国際社会を軽視し瀬戸際外交を展開してくる隣接した国家が、核を持つことになるという事の重要性は、冷戦時代とは異なり日本にそれほどの余裕は無い。
周辺事態
そのまま放置すれば我が国に対する直接の武力攻撃に至るおそれのある事態等我が国周辺の地域における我が国の平和及び安全に重要な影響を与える事態
これ以上の定義があるのかは不勉強なので解らないが、国際協調主義を遵守しない、日本と敵対的な国家による核開発は、その後核の小型化などが進めば、我が国の安全に重要な影響を与えるものであって、この定義であるならば認定は可能に思える。
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この記事へのコメント
クルトンパパ
はっきりしているのは、これが大変な事態だと言う事を民主党もわかっていながら、あえて無視しようとしている。
これでは旧社会党と同じ反対政党に成ってしまいます。
やはりトップが、55年体制から抜けきれず、いまだに引きずり続けているからなのでしょうか?
民主党がしっかりしないと、本当に怖い事になっちゃいます。
Darth Alexios